
現在、精神的に不安定な方や、影響を受けやすい方は閲覧をお控えください。
子どもの自殺。
児童生徒の自殺がなかなか減らないことに危機感を感じずにはいられません。
厚生労働省の発表によると、令和6年度の児童生徒の自殺者数は529人となり、少子化が進む中過去最多を更新してしまいました。
年次推移のグラフを見ると令和に入ってからの増加が著しくなっています。

※資料:警察庁自殺統計原票データより厚生労働省作成
かくいう私も、不登校だった中学生時代、
「卒業式までに死ぬしかない」
と思っていた時期がありました。
その頃の私は、不登校になって成績が下がってしまいかなり落ち込んでいました。
良い高校(偏差値の高い学校)に行けなかったら人生終わりだと思ってしまうくらい
視野が狭かったし、子どもの世界なんてそんなものだったりするわけで。。。
「そんなもの」
なんていうと子どもの世界を軽視していると勘違いされてしまいそうだけど、
もちろんそんなつもりはなくて。
ただ、多くの場合、中学生って人生において自分にどんな選択肢があるのか知らないんです。
私が不登校だった当時は、不登校から大学進学したり、社会的に自立した人たちの話が
今みたいに溢れていたわけではなかったし、(今も溢れているかと言われると微妙)
”不登校になったら人生終わり~”
なんて言葉ばかりが目について、ずっと将来に不安を感じながら生活していました。
だから良い高校に行って、良い大学を出て、立派な仕事をする。
っていう大多数の人間が理想とする人生のレールからはみ出たらもう死ぬしかない
なんて極端に考えてしまっていたし、それ以外の選択肢を知りませんでした。
人生に他にどんな選択肢があるのか、教えてくれる大人は少なかったし、自分で調べる術もなかった。
こんな感じで、私の場合は不登校になったことを発端に「自死」という選択肢が生まれたわけですが、
もちろん自死に至ってしまう背景は人それぞれで、私が今の子どもたちの気持ちを全て代弁することはできません。
ただ言えるのは、どんな理由であっても人は死ぬし、その理由は他人からは想像もつかないことだったりする。ということ。
子どもたちの自殺者数増加の原因を分析することも必要だけど、
私はまず、自分にできることとして、近くにいる子どもに全力で関わっていきたい。
そして、未来は明るいんだよってことを、自分の姿を根拠に伝えたい。
そのためには、自分自身が今の社会に不平不満を言わず、自分で解決しようと主体的に生きている姿を見せていきたい、と思っています。
私たち大人が子どもたちの置かれている世界にもっと関心を寄せて
理解しようと努力していく必要がありそうです。
その他









