
「今の自分にできること」を模索しながら、働き方や学び方を見直す人が増えてきています。その中でも、“通信制大学”という選択肢は、時間や場所に縛られず、自分のペースで学びを進めたい人にとって強い味方です。特に心理系の資格、公認心理士を目指すにあたっては、学部での科目履修だけでなく、心理演習や心理実習、面接授業など、いくつものハードルが存在します。これらをクリアするためには、単なる制度の理解だけでなく、実際に挑戦された方の“リアルな経験”がとても役立ちます。
放送大学は、広い地域から学生を受け入れており、現役生はもちろん、社会人、子育て中、あるいは他の仕事をしながら学びたいという人にも門戸が開かれている教育機関です。けれども、公認心理士の受験資格を得るためのルートにおいて、「心理演習・実習の選考試験」「実習先の確保」「必要な科目とスクーリング」「面接授業やCBT(Computer Based Test)試験」など、制度上・実務上での困難が少なからずあります。こうした壁をどう乗り越えたか、またどのような落とし穴があったかを知ることは、これから挑む人にとって、道しるべとなるでしょう。
そこで、今回は「放送大学で公認心理士を目指している/目指そうと思った」方が実際に書いたブログ記事をいくつかピックアップします。これらの記事には、科目履修の進め方、選考試験への準備、心理演習・実習の実際、失敗と成功の経験、やめざるを得なかった理由など、生の声が詰まっています。読むことで、自分なりのロードマップを描くヒントが得られますし、“こんな準備がもっと早くできていればよかった”、あるいは“この選択は自分には合っていた”など、自分自身の学び方を選ぶうえでの判断材料になるはずです。
これから紹介するブログ記事は、それぞれに違った背景を持つ筆者が、試行錯誤を重ねながら歩んできた道程です。年齢、仕事、家庭状況などが異なるからこそ、「こういう人にはこういう悩みがあるんだ」「この方法は意外と使えるな」「この壁は想像以上に大きい」と感じる点もきっとあるでしょう。皆さんが公認心理士を目指す旅路の中で、心の支えやヒントになることを願って。
以下、放送大学で公認心理士を目指している/目指そうとした方のブログ記事の一部です。制度の現実、選考の難易度、個人的な葛藤などが率直に書かれています。
「放送大学で公認心理師を目指してみた結果」 — パパ造さんhttps://note.com/papazo/n/n27ca13596730
学び始めたものの、実際に制度・実習・選考を経験し、最後には断念した経緯が書かれており、その判断の理由がとても具体的で学びになります。
「放送大学の心理演習の選考試験を受けた話 またはクレカで授業料を払う方法の一考察(払えました)」https://ushihk.hatenablog.com/entry/2023/12/13/220050
心理実習の選考試験に関する率直かつ現実的な感想がかかれています。これを読んで、挑戦したい!と思える人と、やめておこう…。と諦める人で分かれるのでは?
「転勤族妻どう生きる?okomeのブログ」https://ameblo.jp/mamespu/theme-10117996034.html
転勤族の妻であり母である筆者が、放送大学で学ぶ日々の体験をリアルに綴ったものです。科目登録や単位認定試験、通信指導、面接授業、心理演習選考(CBT試験を含む)など、学びの過程で直面する手続き・時間管理・緊張・達成感などが写真付きで紹介されています。学業と家庭生活を両立させながら、自ら学ぶ楽しさを追求する姿が伝わる記録です。
「元東大生が放送大学始めました」 https://feynmanpoint.hatenablog.com/archive/category/%E6%94%BE%E9%80%81%E5%A4%A7%E5%AD%A6
心理演習・心理実習の講義の様子やスケジュール、実際にどれだけ時間を取られたかなどが詳細に書かれており、「実習とはこういうものか」というイメージが掴みやすい記事です。選考試験に合格した以降更新されていませんが、放送大学から公認心理師を目指している人の中でもっとも成功例を示してくれているのではないかと思います。
放送大学の公認心理師ホームページはこちら→https://www.ouj.ac.jp/reasons-to-choose-us/qualification/psychologist3/