
学校に行っていないことを後ろめたく思っていると、
自分の行動についブレーキをかけてしまいますよね。
そんなあなたに今を思いっきり生きて欲しい!という思いで書きました。
やっていて良かったと思うこと①アルバイト
1番はダントツでアルバイトです。私は15歳から20歳までコンビニ(途中居酒屋もあり)でアルバイトしていました。高校生になってまともに学校にも行かず、親にお小遣いをもらうわけにもいかなかったので、月々の携帯代や遊びに必要なお金は最低限自分で払おうと決めて始めました。
コンビニは客層が本当に多様でした。子どもからお年寄りまで幅広い年代の、様々な価値観を持った人々が来ます。まさに、社会の縮図だ、と感じることのできる環境でした。不登校になると社会的に孤立しやすいと言われますが、私の場合は学校に行って同年代の仲間と関わっていた時より、バイト先の従業員の人間関係やお客さんとの関わりを通して社会性を育むことができたと思っています。
この時の年収は100万円以内に抑えて、親の扶養内で働いていました。少しですが貯金もして、後に大学受験を決めたときの塾代にもなりました。アルバイトで身に付けた「愛嬌」は私の一生の武器だと思っています(笑)
やっていて良かったと思うこと②たくさん遊ぶ
「遊ぶ」なんて言うと、多方面からお𠮟りを受けそうな気がしますが、ここで言う”遊ぶ”というのは、色んな人と出会って、色んな経験をするという意味で使っています。私は10代でたくさん遊んで良かったなと心から思っています。
まず、定時制高校で様々なバックグラウンドを持つ仲間と出会いました。中学校で不登校だった子、少年院に入っていて中学校に通えなかった子、施設で育った子、学校の勉強についていけず全日制を諦めて定時制高校に入学した子など、自分がそれまで出会ったことのないような人たちだらけでした。多分、自分が不登校になっていなかったら、偏見を持って関わろうとしなかった人たちです。このような面白い仲間たちと過ごしたことで、それまで「不登校=学校に適応できないおかしい人」、そう決めつけて自分で自分を苦しめていた呪縛から解放された気がしました。
多様な仲間、どちらかと言えばマイノリティ側の人たちと関われたことで、自然と社会問題に目がいくようにもなりましたし、教員免許を取ったのも、学校からはみ出てしまう彼らの味方でありたいという思いからでした。
自分の世界を広げるという意味において、色んな人と関わる、つまり思いっきり遊ぶことって重要だよな、と思うのです。
やっていて良かったと思うこと③好きなことに没頭する
これは、私が不登校だった時の自分に強く言ってあげたいことでもあります。「自分の好きをもっと極めろ」と。通常、高校生で学校に行っている場合、朝から夕方までは授業があります。不登校の特権はこの時間に何をして過ごすか自分で決められるということです。私は、趣味のピアノや漢字検定、数学検定の勉強に没頭しました。10代という、脳みそがたくさんの情報を吸収してくれる時期に、好きなことにのめり込むことができたら将来の可能性がぐっと広がるのではないでしょうか。私は検定試験マニアな所があるので、たまたま勉強らしいことをしていましたが、必ずしも学習である必要はなく、胸を張ってこれが好きなんだ!と言えることを極めてみてはいかがでしょうか。私はもし、あの頃に戻れるなら、英語などの語学を極めたいな…と思ったり(笑)
学校に行っていないのだから、楽しいことをしてはいけない。これは真面目な子ほど考えてしまうことで、初めは私もそう思っていました。でも、学校を絶対とするこの思考が自分の可能性を狭めるかもしれないことを忘れないで欲しいと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。以上が私が不登校の時にやっていて良かったと思うことです。実は、こんな私も中学生の頃は、不登校なのだからみんなが学校へ行っている時間は自由なことをしてはいけないと、行動を制限していた時期があります。
でも、あなたが自分の強い意志で不登校を選択したのなら、あなたの人生あなたの時間、どう使おうか決められるのはあなただけです。手にした時間を大切にオンリーワンな生き方をしてください。







