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放送大学で公認心理師を目指す人へ:心理実習前に修得しておかなければならない7科目
不登校や学年ビリから国立大学合格までの成長の軌跡を表現したイメージ。

放送大学で公認心理師を目指す方にとって、心理実習は学びの集大成ともいえる重要なステップです。実際の現場で心理支援のスキルを磨く機会ですが、この実習を受けるには、事前に指定された7科目の単位を修得しておくことが必須です。この記事では、心理実習前に必ず修得しておく必要がある7科目について、内容と履修のポイントを分かりやすくまとめました。

心理実習を受けるための条件

心理実習に進むためには、放送大学の定める「選考試験(CBT試験+面接)」を受ける必要があります。さらに、選考試験に出願する時点で、心理実習前提となる7科目の単位をすべて修得していることが条件です。つまり、この7科目を修得していなければ、心理実習に出願すること自体ができません。

心理実習前に必ず修得しておく7科目

公認心理師の職責

心理職としての専門性や職責、守秘義務について学ぶ科目です。心理支援の現場で求められる態度や倫理観を身につけることが目的で、心理実習に進むための基礎となります。放送大学では「心理職の専門性-公認心理師の職責-」として開講されています。

心理学概論

心理学の基礎理論を学ぶ科目です。心の働きや行動の理解を深める入門科目で、心理支援の現場で必要な基本知識を整理できます。放送大学では「心理学概論」として提供されています。

臨床心理学概論

心理支援の方法や臨床現場での考え方を学ぶ科目です。クライエントの心の状態に向き合うための基本姿勢を理解することができ、心理実習に進むために必須の内容です。放送大学では「臨床心理学概論」として開講されています。

心理的アセスメント

心理評価や検査法を学ぶ科目です。クライエントの心理状態を理解するためのスキルを身につけ、心理実習での観察や評価に活かせます。放送大学では「心理的アセスメント」として提供されています。

心理学的支援法

カウンセリングや面接技法、心理的支援の具体的方法を学ぶ科目です。現場での対応力を養うために不可欠で、放送大学では「心理カウンセリング序説-心理学的支援法-」として開講されています。

健康・医療心理学

精神的健康と身体的健康の関係や医療との連携を学ぶ科目です。心理職として幅広い支援ができるよう、健康・医療分野の知識を整理できます。放送大学では「今日のメンタルヘルス-健康・医療心理学の実践的展開-」として提供されています。

関係行政論

心理支援に関わる福祉・教育・医療の制度や法的枠組みを理解する科目です。心理職として社会的な役割を理解し、現場で適切な対応をするために必要な知識を学びます。放送大学では「心理臨床における法・倫理・制度-関係行政論-」として開講されています。

履修計画のポイント

7科目はいずれも心理実習に進むための必須科目です。順番は自由ですが、心理実習の出願時点までにすべての単位を修得しておく必要があります。1〜2年目で計画的に履修し、基礎知識をしっかり固めることをおすすめします。他大学で修得済の科目を単位互換する場合も、放送大学の公式対応表で確認しておくことが重要です。

まとめ

心理実習は公認心理師資格取得の集大成であり、ここに進む前に7科目を修得しておくことは必須です。焦らず計画的に学習し、心理支援の現場で力を発揮できる準備を整えましょう。

参考文献・参考サイト

※当サイトの記事は、公認心理師課程に関する公的資料をもとに作成されたものです。
記事内容は進路指導や履修申請を保証するものではありません。最新情報は必ず放送大学公式サイトでご確認ください。

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