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双極性障害の「躁エピソード」とは?特徴と向き合い方、当事者のリアル体験談まとめ

双極性障害における「躁エピソード」は、単なる「テンションが高い」や「気分がいい」といった一時的な変化ではありません。思考や行動、判断力にまで影響を及ぼし、日常生活を大きく揺さぶることが多い非常に特徴的な状態です。

たとえば、夜ほとんど眠らなくても平気になったり、次々と新しいアイデアが浮かんで止まらなかったり、人前で饒舌に話し続けてしまったりすることがあります。また、買い物や投資などでお金を使いすぎてしまったり、周囲から見るとリスクの高い行動を取ったりすることも珍しくありません。本人は「自分は絶好調だ」「今なら何でもできる」と感じているため、危険性に気づけないまま行動がエスカレートしていくこともあります。

しかし、その状態が長く続くと、体力的にも精神的にも限界が訪れ、やがて強い反動として「うつ状態」がやってくることが多くあります。この落差が非常に激しいため、あとから「自分はなぜあんな行動をしたのだろう」と深い自己嫌悪や後悔に襲われる人も少なくありません。

また、双極性障害Ⅰ型とⅡ型でも躁エピソードの現れ方は異なります。Ⅰ型では「病的な躁状態(躁病エピソード)」が顕著で、現実検討力が低下し、仕事や人間関係を壊してしまうレベルに達することもあります。一方、Ⅱ型では「軽躁エピソード」と呼ばれるやや穏やかな形が多く、周囲も本人も「元気になった」と誤解してしまうケースがあります。しかし、軽躁であっても判断力が鈍る・浪費が増えるなどの影響が出る点は変わりません。

重要なのは、この躁エピソードを「単なる性格の一部」や「自分の意思の問題」として片付けないことです。これは脳の気分調整システムが乱れた結果として起こる病的な状態であり、本人の努力や根性だけではコントロールできません。だからこそ、躁のサインに早めに気づき、医療者や信頼できる人と連携しながら対策していくことが大切です。

そして、実際に当事者がどのような躁状態を経験し、何を感じ、どのように向き合ってきたのかを知ることは、病気への理解を深める上で非常に役立ちます。ここからは、躁エピソードについて当事者自身が語っているリアルな体験談ブログを紹介します。


📚躁エピソードの体験談ブログまとめ

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👉 双極症の躁転エピソード記録
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