
放送大学で放送授業を受講している人は、学期途中に出題されるWeb通信指導という提出課題があります。これは通常、学期前半の一定範囲(放送授業第1回〜第7回程度)から設問が出され、答案を期日までに提出し、大学側の添削・合否を受けて合格することで、期末の単位認定試験の受験資格が得られる仕組みです。
通信指導の役割と位置づけ
通信指導の主な目的は以下の通りです。
- 授業前半の学習範囲を確認・定着させる:印刷教材を読み・講義動画を視聴して理解を深め、設問に答えることで学んだことが身に付いているかを自分でチェックする場になります。
- 単位認定試験受験の前提条件:通信指導の提出&合格がないと、期末の単位認定試験を受けられないというルールがあります。
- 学びのスケジュール促進:学期中に「この範囲までやろう」という目安になり、学習のリズムを作る役割もあります。
通信指導の合格基準・何点取れば良いのか?
「通信指導で何点取れば合格か」という具体的な点数基準は、大学側から公表されていません。しかし、複数の受講者や体験記によると、
- 提出すれば合格になるケースが多いようです。(実際に「全く正解できていなくても合格だった」という報告もあります)。
- 逆に、提出をしなかったり期限を過ぎていたりすると「受験資格が得られない」という扱いになります。
従って現実的には「期日内に提出を完了させること」が最大のポイントといえます。選択式設問が中心で、印刷教材を読めば応えられる設問も多いため、内容理解を深めておくことが安心です。
通信指導の実際の流れ
典型的な流れは次の通りです
- 学期開始 → 放送授業+印刷教材の配布・受講開始。
- 通信指導の問題配布(Web)※WAKABAログイン後、授業共有ファイルより課題が確認できます
- 答案提出(Web送信 or 郵送)→ 添削・合否判定。
- 合格後、期末の単位認定試験を受験 → 合格で単位取得。
押さえておきたいポイント
・提出期限は必ず守ること。期限を過ぎると受験資格を失ってしまいます。
・合格のための明確な点数目安は公式に発表されていない。
・教材(印刷教材+放送授業)にある程度目を通しておくことで安心感が増します。特に印刷教材の章構成・キーワード把握が役立ちます。
・通信指導で一区切りつけておくことで、その後の期末試験に向けた学習がしやすくなります。
まとめ
放送大学の「通信指導」は、単位取得までの学習プロセスにおいて非常に重要な入り口です。実務的には「提出期限を守る」「教材に目を通しておく」という点を押さえれば、合格のハードルはそれほど高くありません。とはいえ、学びを本気で進めたいならば、通信指導を通じて前半の学習内容を整理・定着させておくことで、期末試験までの流れがより安定します。初めての科目履修・学び直しの方も、この手順を理解して進めると安心です。
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