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不登校の高校受験で使える「自己申告書」とは?東京都の例で書き方・提出方法を解説

不登校の高校受験で使える「自己申告書」とは?東京都の例で書き方・提出方法を解説

不登校などの理由により中学校を休んだ日が多いと、
高校受験の際に不利になるのではないかと不安になりますよね。

休んでいた事情を、本人から高校へ伝える方法として、
自己申告書があります。

この記事では、自己申告書について説明し、使い方と書き方を整理します。

この記事でわかること

✓ 自己申告書の役割と対象

✓ 入手・提出方法

✓ 書き方の例と注意点

※東京都の説明は、2026年9月時点で公表されている東京都教育委員会の資料に基づきます。実際に出願する年度の要綱・様式を確認してください。

高校受験の自己申告書とは?

自己申告書は、受験する高校に理解してほしい事情を、志願者側から伝えるための書類です。

不登校を経験した人なら、学校を休んでいた事情や、その間の学習・生活、現在の状況などを説明することができます。ただし、提出しただけで欠席が取り消されたり、評定が上がったりする書類ではありません。

文部科学省も、不登校経験のある生徒の高校入試では、出席状況だけで不利益な扱いをせず、本人の自己申告書などを適切に考慮するよう求めています。具体的な制度は自治体によって異なります。

出典:文部科学省「高等学校入学者選抜について」

自己申告書は誰が提出できる?欠席日数の条件は?

全国共通の欠席日数の条件はありません。
自己申告書を提出できるかどうか、何日以上の欠席が対象かは、自治体の入試制度によって異なります。

欠席日数に条件を設ける例
愛媛県では、年間30日以上の長期欠席がある志願者が、希望により自己申告書を提出できます。

また、提出した後の扱いも一律ではありません。
岡山県では、自己申告書を提出すると面接が行われます。

自分の地域については、
①提出できる条件、②書く内容、③提出後の選抜方法を、
その年度の教育委員会の募集要項で確認してください。

出典:文部科学省「令和7年度高等学校入学者選抜の改善等に関する状況調査」〈不登校経験のある生徒に対する配慮〉
出典:東京都教育委員会「都立高等学校入試Q&A」

欠席日数や内申点はどうなる?

「欠席が多い=受験できない」「自己申告書を出せば合格する」とは、どちらも言えません。

東京都の一般的な学力検査に基づく選抜では、学力検査の結果に加えて、調査書の教科の評定から算出する調査書点も使われます。自己申告書は、その評定を置き換えるものではありません。志望校の選抜方法と自身の調査書については中学校の先生に確認しましょう。

出典:東京都教育委員会「都立高等学校入試Q&A」〈選考・調査書点〉

東京都の自己申告書はどこで入手し、いつ出す?

① 用紙を入手
東京都教育委員会のページからダウンロードするか、都立高校等の窓口で入手。中学校から受け取りたい場合は先生に相談します。
② 志願者と保護者が記入
提出用の様式を使い、本人の事情を具体的に書きます。保護者の記入欄も確認します。
③ 厳封して出願時に提出
その他の出願書類とともに、志願先の都立高校へ提出します。学校経由の実務や締切は在籍校に確認してください。

東京都の公式ページには、令和8年度入試の自己申告書(様式13・Word形式)が公開されています。令和9年度入試を受ける人は、令和9年度用の様式と提出案内を確認してから作成してください。

自己申告書の実物を見る:東京都教育委員会・令和8年度提出様式
令和9年度の入試要綱を確認:東京都教育委員会

不登校を経験した場合、何を書けばいい?

まずは本人が「高校に知ってほしいこと」を整理しましょう。書類は病名や家庭の事情をすべて詳しく打ち明ける場ではありません。

休んでいた時期・事情
いつ頃から通いづらくなったか。理由を一つに決められなければ、そのとおりに書いて構いません。
その間の過ごし方と今の状況
自宅学習、別室登校、外部施設の利用、生活の変化など。実際に行ったことを書きます。
高校での学びへの思い
なぜその学校を志望し、入学後に何を学びたいか。通学面などで心配があれば、誇張せずに伝えます。

「もう絶対に休みません」と約束する必要はありません。現状と希望を自分の言葉で書くほうが、事情は伝わりやすくなります。

自己申告書の書き方・例文を見たい方へ

「欠席していた理由をどう書けばいいか分からない」という方は、公開されている例文も参考になります。

四谷学院個別指導|自己申告書の書き方と例文欠席理由や不登校中の過ごし方、高校生活への思いについて、項目ごとに例文が紹介されています。

例文は文章の組み立て方の参考にして、提出するときは自分の状況に合う内容を、自分の言葉で書きましょう。記入欄や提出条件は自治体によって異なるため、出願する年度の様式も確認してください。

提出すると合格しやすくなる?

東京都の公式案内は、自己申告書を理解してほしい事情を伝える手段として説明しています。提出すれば加点される、欠席が帳消しになる、合格率が上がるという説明はありません。

自己申告書だけに頼らず、志望校の選抜方法、調査書の評定、学力検査、入学後の通いやすさを一緒に検討することが大切です。

まとめ|まずは志望校の制度を確かめよう

自己申告書は、不登校を経験した本人の事情を、高校へ直接伝えられる書類です。東京都では、出願時に伝えたい事情がある志願者が提出できます。

提出するか迷ったら、「志望校にどんな事情を伝えたいか」「今年度の様式と提出方法は何か」を中学校の先生と確認してみてください。理由をうまく説明できなくても、まずは相談するところから始められます。

 

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