■ 基本情報
チャバネゴキブリ(学名:Blattella germanica/英名:German cockroach)は、
世界的に分布する小型のゴキブリです。もともとはアフリカが原産と考えられていますが、
現在は人の生活環境とともに広がり、世界中の建物内で見られます。
■ 見た目の特徴
- 体長:約10~15mm
- 体色:淡い黄褐色
- 前胸に黒い2本の縦じま(ハの字型に見える)の模様
- 雄はやや細長く、雌は丸みがある
- 幼虫は黒っぽい体色
キッチンなどで見かける小さめの茶色いゴキブリの多くは、この種類です。
■ 生息環境
チャバネゴキブリは寒さに弱く、日本では屋外で越冬することはほとんどできません。
そのため、暖房のある建物内で繁殖します。
- キッチンや厨房
- 冷蔵庫・電子レンジの裏
- 給湯器周辺
- ビルやマンションの配管まわり
特にコンクリート建物やビルで多く見られます。
■ 繁殖力の高さ
チャバネゴキブリは非常に繁殖力が強いのが特徴です。
- ほぼ一年中繁殖する
- 1回で約40匹がふ化
- 一生のうちに数回産卵する
卵はメスが体の後ろに付けたまま持ち歩くため、
発見したときにはすでに繁殖が進んでいることもあります。
■ 行動の特徴
- 夜行性(夜に活動する)
- 昼間はすき間や暗い場所に潜む
- 狭くて暖かい場所を好む
- 雑食性で、食べこぼしや油汚れもエサになる
昼間に頻繁に見かける場合は、数がかなり増えている可能性があります。
■ 人への影響
- 食品の汚染
- 食中毒菌の媒介
- 死骸や糞によるアレルギーの原因
■ 防除のポイント
- 食べこぼしや油汚れを残さない
- 水分を放置しない
- 隙間をふさぐ
- 巣ごと対策する(ベイト剤など)
1匹だけを退治しても根本解決にはなりません。
繁殖サイクルを止めることが重要です。
🔎 まとめ
チャバネゴキブリは、
- 小型で繁殖力が非常に高い
- 寒さに弱く、暖房のある建物内で増える
- 夜行性で暗く狭い場所を好む
- 食品衛生上のリスクがある
駆除を成功させるためには、まずその生態を理解することが大切です。


