

「コンビニ印刷やパソコンだけで何とかならない?」
放送大学で学習を始める前、多くの人が一度は悩むポイントではないでしょうか。
結論から言うと、プリンターは放送大学生に必須ではありません。
実際、プリンタを購入しない学生も多いでしょう。
一方で、学習内容を効率的に定着できるなど、プリンターを使用することによって受ける恩恵は意外と大きいのが事実です。
この記事では、プリンター購入がおすすめな人とその理由を「コスト」と「学習効率」の両面から解説します。
放送大学で印刷が必要になる場面

そもそも、放送大学ではどのような場面で印刷が必要になるのでしょうか。
放送授業を受講している場合では主に、
学期中間にある通信指導課題の内容、単位認定試験の過去問を確認する場面で必要になります。
通信指導では1科目につき15問程度問題が出題されるのですが、その内容は事前に確認することが可能で、単位認定試験については過去2学期分の過去問を閲覧することができます。
これらは全てシステムWAKABA上でPDFで見ることができますが、
は印刷が必要になります。
逆に、スマホやパソコンの画面だけで問題ないという人にプリンターは必要ありません。
コンビニ印刷で卒業までにかかるコスト

普段プリンタを使用する機会の少ない人にとってコピー機の購入はハードルが高いでしょう。
そこで利用する人が多いのがコンビニのコピー機です。
大手のコンビニでは、白黒印刷を1枚10円程度で利用できる店舗があります。
たとえば、1科目について通信指導課題や単位認定試験の過去問などを合わせて30ページ印刷すると仮定すると、
10円 × 30ページ = 300円
1科目につき約300円
となります。
放送大学を卒業するためには124単位が必要ですが、
そのうち放送授業を最低74単位修得する必要があります。
放送授業は原則1科目2単位なので、単純計算すると最低でも37科目程度の放送授業を履修することになります。
仮に、この37科目すべてで1科目300円分をコンビニ印刷したとすると、
300円 × 37科目 = 11,100円
最低限必要な放送授業だけで考えても、印刷する量によっては1万円前後になる可能性があります。
もちろん、これはあくまで「1科目30ページ印刷する」と仮定した場合の単純計算です。
実際には、過去問をパソコンやスマホで確認する科目もあれば、逆に何度も印刷したり、授業資料まで印刷したりする科目もあるでしょう。
そのため、普段から「PDFは印刷して書き込みながら勉強したい」という人ほど、コンビニ印刷を続ける場合の費用と家庭用プリンターの価格を一度比較してみる価値があります。
紙の方が「記憶に残りやすい」:学習効率に影響を与える理由
「紙の方が知識を覚えやすい気がする」と感じたことはありませんか?
実はそれ、気のせいではなく、脳の働きとしても説明できる現象です。
複数の研究やレビューでは、紙で読んだ方が理解度・記憶が高くなる傾向が報告されています。
ではなぜ、紙媒体の方が記憶に残りやすくなるのでしょうか。
① 空間的な位置、五感とセットで記憶できる
紙の本やノートは、「右ページの下に書いてあった」「後ろの方にあった」などの位置情報や、手触りや重さ、ページをめくる動きなど、視覚以外の感覚と一緒に記憶されます。
このような空間的な手がかりは、思い出すときのヒントになり、記憶の定着を助けます。
一方、デジタルはスクロールによって情報が流れるため、こうした位置と感覚による手がかりが残りにくいという特徴があります。
② 手書きは「考える作業」になる
手書きはタイピングよりも時間がかかるため、すべてを書き写すことができません。
そのため、自然と脳内で「要点をまとめる」「自分の言葉にする」といった処理が行われます。
このプロセスが理解を深め、結果として記憶に残りやすくなります。
③ 脳の働きが活発になる
手書きで文字を書くときは、視覚・運動・記憶に関わる脳の領域が同時に働きます。
これにより、脳のネットワークが広く活性化し、記憶の定着が促進されると考えられています。
④ 集中しやすい環境になる
デジタル端末では、通知やリンクなどによって注意がそれやすい傾向があります。
一方、紙は余計な刺激が少ないため、一つの情報に集中しやすくなります。
⑤ 「わかったつもり」を防ぎやすい
デジタルはスクロールがスムーズなため、理解した気になりやすいという特徴があります。
しかし実際には理解が浅く、「わかったつもり」になっていることも少なくありません。
紙で読む・書く場合は処理に時間がかかるため、こうした錯覚が起きにくくなります。
プリンターは思っているより安い
最近の家庭用プリンターはかなり安くなっており、Amazonや楽天市場で2万円以下でも十分使えるモデルが普通に手に入ります。
しかもプリンターは一度買えば、大学卒業後もずっと使えます。
つまり、「学生期間だけの出費」ではなく卒業後も長期的に使える投資です。
コンビニ印刷にかかる費用や手間を考慮すれば、大きな負担ではありません。
おすすめプリンター
性能とコストパフォーマンスの視点からおすすめなプリンターを2点紹介します。
どちらも2万円以下と買い求めやすく、大学生に必要な機能がそろっています。
① brother DCP-J529N
1つ目が、brother DCP-J529Nです。
✓ 無線LAN対応(Wi-Fi接続OK)
✓ 自動両面印刷対応
✓ タッチパネル液晶
・用紙トレイ:最大150枚
・手差しトレイ:1枚対応
・カラー印刷:約11.4円 / 枚
・モノクロ印刷:約2.9円 / 枚
・奥行:343mm
・高さ:148.5mm(突起部除く)
・重量:約6.3kg
✔ このプリンタのポイント
無線LAN・両面印刷・タッチパネルといった基本機能をしっかり搭載した、家庭や学生向けにちょうど良いシンプルモデル。コンパクトで置きやすく、日常的な印刷に十分対応できます。
② Canon TS5630
2つ目が、Canon TS5630です。
✓ 無線LAN対応(2.4GHz / 5GHz)
✓ 自動両面印刷対応
✓ ADF(自動原稿送り装置)搭載
✓ 液晶モニター:1.42型
・給紙トレイ:最大100枚
・はがき:最大40枚
・写真用紙(L判):最大20枚
・解像度:最大1200×1200dpi
・文字も写真もくっきり印刷
・モノクロ:約10.0円 / 枚(A4)
・モノクロ:約14.0ipm
・L判写真:約32秒
・奥行:355mm
・高さ:208mm
・重量:約6.3kg
✔ このプリンタのポイント
スマホ印刷・Wi-Fi・自動両面に加えて、ADF(自動原稿送り)まで搭載した多機能モデル。
家庭用としてはかなり機能が充実しており、「ちょっと上位の便利モデル」を求める人に向いています。
結局どちらを選ぶ?
2台とも家庭用プリンターとして十分なスペックで、どちらを購入しても困ることはないでしょう。
ADF(自動原稿送り装置)が必要ない方は、より低価格のbrother DCP-J529Nの購入をおすすめします。
💡 ADF(自動原稿送り装置)とは?
複数枚の書類をまとめてセットすると、自動で1枚ずつコピー・スキャンしてくれる機能です。
まとめ
放送大学でプリンター購入は必須ではないが、通信指導や単位認定試験を紙媒体で手にしたい人は、コンビニ印刷のコストと天秤にかけて購入がおすすめ。
コンビニに印刷しに行く時間を節約して学びの質を高められたら良いですね。
参考
東京大学:紙の手帳の脳科学的効用について~使用するメディアによって記憶力や脳活動に差~
20210319sakaikunisobun01.pdf






