
大学を卒業後、奨学金を返済しながら放送大学へ入学した方の中には、「日本学生支援機構(JASSO)の奨学金返還はどうなるのだろう」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は、一定の条件を満たせば在学中の返還を一時的に延期できる「在学猶予制度」を利用できます。
この記事では、放送大学で奨学金の在学猶予を受けるための条件や申請方法、注意点についてわかりやすく解説します。
奨学金在学猶予とは
在学猶予とは、奨学金の返還義務が始まっている人が学校へ進学した場合に、在学期間中の返還を一時的に延期できる制度です。
大学や大学院への進学だけでなく、条件を満たした教育機関に在籍している場合にも利用できます。放送大学も対象校に含まれており、所定の手続きを行うことで返還開始を先送りすることが可能です。
ただし、在学しているだけで自動的に適用されるわけではありません。利用を希望する場合は、自分で申請を行う必要があります。
放送大学で在学猶予を受けるための条件
在学猶予を受けるためには、放送大学へ正式に在籍していることが前提となります。
具体的には、
・教養学部全科履修生
・大学院修士全科生
・大学院博士全科生
が対象となります。
選科履修生、科目履修生、修士選科生、修士科目生については、「在学猶予願(在学届)」提出による在学猶予は認められておりません。返還猶予を希望する場合には「一般猶予」として、直接、日本学生支援機構に申請を行う必要があるなど、学籍区分によって取り扱いが異なる場合があるため、事前確認が重要です。※日本学生支援機構公式ページ
また、前提として、対象となる奨学金は主に日本学生支援機構の貸与型奨学金です。給付型奨学金には返還義務がないため、在学猶予の対象にはなりません。
制度内容は変更される場合があるため、申請前には放送大学および日本学生支援機構の最新情報を確認しておくことをおすすめします。
在学猶予の申請方法と流れ
一般的には、日本学生支援機構が提供するスカラネット・パーソナルを利用して在学猶予を申請します。
詳しい申請方法については、学期始めに放送大学システムWAKABAの学内連絡に連絡が入るので確認しましょう。※2026年1学期の申請締め切りは6/17(水)となっています。
申請には、
・奨学生番号
・学校コード
などが必要になります。
放送大学の学校コードは学内連絡の申請方法の案内書類にて確認することができます。
まずは放送大学への入学手続きを完了させ、その後に在学状況を確認できる状態になってから申請を進めます。申請時期が遅れると返還が開始される可能性があるため、期日を確認し早めの対応が大切です。
手続き後は、申請状況や承認結果を確認し、問題なく猶予が適用されているかを必ずチェックしましょう。
申請時に注意したいポイント
在学猶予は期限のない制度ではありません。特に放送大学では1年ごとに申請手続きが必要です。
卒業や退学などによって在学資格がなくなると、返還が再開される点にも注意しましょう。
また、学籍の変更や休学などが発生した場合には、改めて手続きが必要になることがあります。状況によって扱いが異なるため、自己判断せずに確認することが大切です。
さらに、猶予期間中であっても返還義務そのものがなくなるわけではありません。将来的な返還計画を立てながら制度を利用することが重要です。
まとめ
放送大学に在学している場合、条件を満たせば奨学金の在学猶予制度を利用できます。ただし、自動適用ではなく申請が必要であり、学籍区分や申請時期にも注意しなければなりません。
放送大学への入学後に奨学金返還が心配な方は、早めに制度内容を確認し、必要な手続きを進めましょう。適切に活用することで、学習に集中しやすい環境を整えることができます。
参考










