元不登校の娘が、母親に不登校の時期に大変だったことについてインタビューしてみた。
不登校でも、自分に合った進路を見つけることはできる

筆者は中学1年生から大学に入学する19歳まで不登校でした。

 

私は自分が不登校だったから、自分の子どもが将来不登校になったとしても、どっしりと構えられる自信があるわけですが、私の母は普通に学校に通ってきた側の人間だから、娘が不登校になって色々悩んだり、困ったり、葛藤があったのではないかと思います。ストレスのせいかは分かりませんが、私が不登校期間中に大病を患って半年間入院していますし。

そんなわけで、母親に当時のことについてインタビューしてみました。

 

Q1:私が不登校になった時、最初に思ったことは?

母: 次女が小学生の頃の登校渋りで慣れていたから、特別何も思わなかったな、よく聞く話だったし。「うちの子が?」とは全く思わなかった。理由を言わないから、どうしたもんかなと思ったけどね。

Q2:経済的に困ったことはあったか。

母:「お昼作らないといけない」って少しだけ負担に感じていた。「給食費払ってるんだから学校で食べて欲しい」という気持ちもあった。

私:確かに、私が午前で学校から帰ってきた時、「給食だけでも食べてきてよー、お金払ってるんだから」って言ってたね(笑)すいません。

母:そうだったっけ。その後、先生が考えてくれて給食費止めてくれたんだよ。

Q3:ゲームをずっとやっていることについて不安があったか。

母:全く。あなたの場合はゲームしながらも勉強も自主的にちゃんとしてたから気にならなかった。

娘:言うほど勉強してなかったけどね。1回だけゲームやりすぎって注意された記憶あるよ。

Q4:生活リズムについて気を付けていたことはあるか。

母:朝起きさせることかな、あんた全然起きないから。

娘:そうだね、学校行かなくて良いから朝はちゃんと起きなさいって言われた記憶ある。

母:それでも起きなかったけどね(笑)

Q5:正直早く学校にいってくれと思ったことはあるか。

母:ないかな。もうしょうがないと思っていた。無理やり行かせようとはしなかったけど、本当は無理やり行かせたほうがいいものなのかと悩んでいた。

Q6:定時制高校に行くと言った時、どうして「私は良いと思わない」と言ったのか。

母:あんまり覚えてないけど当時は偏見があったんだと思う。

Q7:当時のストレス、マックスが「10」だとするとどのくらいだったか。

母:当時は姉妹全員それぞれ問題があったから、10かな(笑)それで入院したしね。

Q8:半年入院した時、娘たちのことで不安はあったか。

母:ご飯のつくり方も、掃除の仕方も何も教えてこなかったから心配だった。でも、結果あなたたちにとって良い経験だったんだと思う。

Q9:当時、相談できる環境はあったか。

母:職場のお客さん。自分の母親には相談できなかった。学校のスクールカウンセラーさんや、担任の先生にもお世話になった。

Q10:旦那(父)は協力的だったか。

母:旦那から不登校のことについて意見を出してくることはなくて、私の話を「そうだね、それがいいね」って聞いてくれたかな。真剣に考えてくれていたかというと分からないけど、私はそれがやりやすかったからいいかな。

Q11:娘が不登校なことについて世間体をきにしたか。

母:全く気にならなかった。私はそういう性格だから(笑)同じような子どものいる知り合いもいたからね、特別なことではなかった。

 

アフタートーク

私:正直、中学生の時は、学校で嫌なことがあっても家で言えなかったし、お母さんに相談できなかったなぁ。私たちは親子だけど、あまり本音では話せてなかったよね。

母:確かにそうだね。私とあなたは生きてきた時代が違って、価値観が違うと思ったから、なんか何も言えなかったかな~。ははは。

 

以上、口数の少ない筆者の母へのインタビューでした。

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