
サイバー大学への入学を考えるとき、気になるのが「卒業までにいくら必要なのか」「奨学金を使うとどのくらい変わるのか」という点ではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、1年次から入学し、4年間で124単位を履修・修得する場合の学費は、入学金免除ありで296万2,000円が目安です。社会人学生奨学金による授業料50%免除が最初から卒業まで続く場合は、159万8,000円と試算できます。
●サイバー大学の初年度・4年間の学費
●社会人学生奨学金の応募条件と継続条件
● 編入や在学期間による費用の違い
●学費以外の費用と支払い方法
サイバー大学の学費はいくら?初年度と4年間の総額
まず、初年度と卒業までの費用を比べてみましょう。以下は正科生として1年次入学する場合の比較です。
| 条件 | 初年度 32単位の場合 |
4年間 124単位の場合 |
|---|---|---|
| 入学金10万円を支払う場合 授業料の免除なし |
870,000円 | 3,062,000円 |
| 入学金免除あり 授業料の免除なし |
770,000円 | 2,962,000円 |
| 入学金免除あり 授業料50%免除が全期間適用 |
418,000円 | 1,598,000円 |
2027年度春学期(2027年4月)入学は、募集要項で入学金10万円の全額免除が案内されています。出願日程や選抜方法ごとの案内は、2027年4月入学の入学金免除・奨学金の記事にまとめています。
学費の内訳|授業料に加えて毎学期の諸費用が必要
サイバー大学の授業料は1単位22,000円です。年間の授業料が一律に決まるのではなく、その学期に履修する単位数に応じて変わります。
| 費用 | 金額 | 支払うタイミング |
|---|---|---|
| 授業料 | 22,000円×履修単位数 | 毎学期 |
| 学籍管理料 | 12,000円 | 毎学期 |
| システム利用料 | 16,000円 | 毎学期 |
| 入学検定料 | 通常10,000円 | 出願時 |
| 入学金 | 通常100,000円 ※2027年4月入学は免除 |
入学時 |
22,000円×履修単位数+28,000円
※入学時の費用・実習環境利用料などは別途。
たとえば1学期に16単位を履修する場合、授業料352,000円に学籍管理料・システム利用料28,000円を加えて、380,000円です。授業料50%免除が適用されれば、同じ条件で204,000円になります。
4年間で約296万円になる計算方法
1年次入学で卒業に必要な124単位をすべてサイバー大学で履修し、4年間・8学期在籍する場合、入学金免除ありの内訳は次のとおりです。
| 費用 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 授業料 | 22,000円×124単位 | 2,728,000円 |
| 学籍管理料 | 12,000円×8学期 | 96,000円 |
| システム利用料 | 16,000円×8学期 | 128,000円 |
| 入学検定料 | 1回分 | 10,000円 |
| 入学金 | 免除の場合 | 0円 |
| 合計 | 追加費用を除く | 2,962,000円 |
124単位は卒業に必要な総単位数ですが、卒業するには科目区分などの要件も満たす必要があります。単位数だけをそろえるのではなく、履修計画とあわせて確認しましょう。
年間32単位を4年間続けると128単位になる
公式の初年度費用例は年間32単位ですが、32単位×4年では128単位になります。124単位との差は4単位なので、授業料の免除がなければ88,000円の差が生じます。
学費を比較するときは「毎年32単位で計算しているのか」「卒業に必要な124単位で計算しているのか」を確認すると、数字の違いを理解しやすくなります。
社会人学生奨学金とは?授業料の50%相当額を免除
社会人学生奨学金は、一定の条件を満たす社会人の学びを支える制度です。採用されると、履修登録した科目の授業料の50%相当額が免除されます。
学籍管理料・システム利用料・実習環境利用料などは免除対象外です。学費全体が半額になるわけではありません。
主な応募条件
- 正科生として入学すること(編入学を含む。再入学希望者は対象外)
- 本人の前年の収入が500万円未満であること
- JASSO給付奨学金の「入学時期等に関する要件」を満たさないこと
- 社会人として学修を継続する意思があること
2027年度春学期の一般選抜要項には、入学時に21歳以上であることも記載されています。収入だけで判断せず、希望する入学年度の募集要項と奨学金の公式案内の両方で対象条件を確認してください。
入学手続きとは別に申請・審査が必要です。採用人数は編入学奨学金と合わせて150人程度とされており、条件を満たせば必ず採用されるという制度ではありません。
採用後も毎学期の継続審査がある
✓ 成績がGPA3.0以上
✓ 毎学期の履修単位が8単位以上
適用開始となる学期も、8単位以上の履修登録が必要です。採用が決まっていても、開始学期の履修登録が8単位未満だと採用が取り消されます。
また、JASSOの給付奨学金や、サイバー大学のほかの独自奨学金とは併用できません。
社会人学生奨学金を使うと4年間で約160万円
授業料50%免除が最初から4年間継続した場合、124単位分の授業料は1,364,000円になります。学籍管理料などを加えた試算は次のとおりです。
授業料:1,364,000円
学籍管理料:96,000円
システム利用料:128,000円
入学検定料:10,000円
入学金:0円(免除の場合)
合計1,598,000円
入学金免除のみの場合と比べると、4年間で1,364,000円の差です。
ただし、この金額は奨学金の採用・継続を保証するものではありません。家計への負担を考えるときは、途中で奨学金が継続できなくなった場合の学費も確認しておくと、無理のない計画を立てやすくなります。
編入学なら卒業までの学費は変わる?
以前の大学などで修得した単位が認定されると、サイバー大学で新たに履修する単位数が変わります。
22,000円×(124単位-認定単位数)
※授業料免除なしで、残りの卒業要件を追加履修なく満たす場合。
たとえば60単位が認定され、残り64単位を2年間・4学期で履修・修得できた場合は、授業料1,408,000円と4学期分の諸費用112,000円、入学検定料10,000円を合わせて1,530,000円です。入学金免除あり・授業料免除なしでの計算になります。
実際の認定単位数や必要な科目は個別に異なります。「3年次編入なら必ずこの金額」と考えず、単位認定と卒業要件を確認して見積もりましょう。
学費以外にかかる費用・在学期間が延びた場合
パソコン代・通信費・科目ごとの追加費用
- パソコン・Webカメラなど:出願や学習に必要な環境を整える費用
- インターネット通信費:授業視聴や課題提出などに使う回線の費用
- 教材費:履修する科目によって必要となる費用
- 実習環境利用料:一部の科目で必要となる費用
2027年度春学期の募集要項では、一部の科目で1科目3,000〜4,800円の実習環境利用料が必要とされています。冒頭の総額には含めていないため、履修予定の科目に追加費用があるかも確認してください。
卒業までの期間が長くなると諸費用も増える
現在の料金では、通常の在籍学期の学籍管理料とシステム利用料は合計28,000円です。1年間・2学期長く在籍すると、これらの費用は56,000円増える計算になります。
このほか、追加履修などがあれば授業料も変わります。休学時の扱いは通常の在籍学期と分けて確認し、自分が続けられる履修ペースで見積もることが大切です。
学費の支払いは年2回|1学期分は一括納付
学費は4年間分をまとめて納めるのではなく、学期ごとに年2回支払います。公式の学費ページでは、春学期は3月、秋学期は9月と案内されています。
一方、募集要項では、その学期の授業料や諸費用は一括で支払うこととされています。「年2回払い」は、1学期分を毎月分割できるという意味ではありません。具体的な納付期限は、募集要項や大学からの案内を確認してください。
支払いが難しい場合の選択肢として、大学は提携の学資ローンも案内しています。ただし、ローンは返済が必要です。奨学金とは区別して、金利や返済総額まで含めて検討しましょう。
ほかの奨学金も利用できる?
社会人学生奨学金以外にも、編入学奨学金や総合型選抜特待生奨学金などが案内されています。また、サイバー大学は国の「高等教育の修学支援新制度」の対象校です。
どの制度を利用できるかは、入学区分や選抜方法、収入・学業などの条件で変わります。自分が対象になる制度と、ほかの制度との併用可否をセットで確認しましょう。
2027年4月入学の選抜方法や入学金免除については、こちらの募集情報の記事でも紹介しています。
サイバー大学の学費は高い?学ぶ目的と総額で判断しよう
1年次入学で4年間学ぶ場合、入学金免除のみなら約296万円、授業料50%免除が4年間続くなら約160万円が目安です。同じ大学でも、利用できる制度によって負担が変わります。
費用を比べるときは、大学卒業資格を取りたいのか、IT・ビジネスを体系的に学びたいのかを整理したうえで、ほかの通信制大学や講座と比較してみましょう。
✓ 自分の入学区分と、認定される単位数
✓ 卒業までの履修単位数・在学期間
✓ 奨学金の応募条件と継続条件
✓ パソコン代や教材費などを含む総予算
学費の数字だけで判断せず、無理なく支払えて、続けられる学習計画かまで確認してから検討するのがおすすめです。
学費・奨学金・学べる内容を資料で確認する
参考資料
※学費・奨学金・募集内容は変更される場合があります。本文の試算は2026年10月27日時点の公開情報に基づきます。出願前に最新の公式案内をご確認ください。


