【体験談】双極性障害|教師として働くことは可能なのか。

双極性障害を抱えながら働くことは、決して簡単なことではありません。

特に教員という仕事は、時間的・精神的な負荷が大きく、気分の波や体調の変化が密接に影響し合う職業です。責任感の強さや「子どもたちのために」という思いが、知らず知らずのうちに自分を追い込んでしまうことも少なくありません。

双極性障害の特徴のひとつは、気分が高揚する時期と落ち込む時期を繰り返す点です。調子が良いときには、授業準備や行事運営、部活動指導などを精力的にこなせる一方で、その反動として強い疲労や抑うつ状態に陥ることがあります。教員の仕事は「一定のペースで淡々とこなす」ことが難しく、繁忙期や突発的な対応が多いため、体調の波と仕事の波がぶつかりやすいのです。

また、学校現場では「休みにくさ」も大きな壁になります。クラスを担任している場合、自分が休めば代わりがいないという状況が生まれやすく、体調が悪くても無理をして出勤してしまう人も多いでしょう。その結果、症状が悪化し、休職や退職に追い込まれるケースもあります。これは本人の努力不足ではなく、構造的な問題とも言えます。

一方で、双極性障害を抱えながらも、工夫を重ねて働き続けている人がいます。自分の状態を客観的に把握し、無理をしすぎないよう仕事量を調整したり、信頼できる上司や同僚に相談したりすることで、働き方を模索している人もいます。症状の波を「隠す」ことにエネルギーを使いすぎず、自分を守る視点を持つことが重要だと語られることもあります。

双極性障害と働くことの難しさは、「できる日」と「できない日」があることを社会が前提としていない点にもあります。特に教員は、安定したパフォーマンスを常に求められがちです。しかし実際には、人は誰しも体調や心の状態に揺らぎがあります。その揺らぎを持ったままでも働ける環境が、少しずつでも広がっていくことが求められているのではないでしょうか。

この記事では、双極性障害を抱えながら教員として働いている人、または働いていた人の体験記事を紹介します。実際の声に触れることで、「自分だけではない」と感じられたり、これからの働き方を考えるヒントが見つかったりするかもしれません。


体験談・関連リンク

👉 双極性障害を抱えながら教員として働くということ(note)
双極性障害を抱えつつ、現役教員として働く中での葛藤や工夫、心の揺れについて綴られた体験記事です。現場のリアルな感覚が伝わってきます。
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👉 元教員が語る、双極性障害と退職までの道のり(ブログ)
教員として働く中で心身の不調を抱え、双極性障害の診断を受けた経験や、休職・退職に至るまでの過程が記されています。
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※当サイトに掲載している内容は、筆者の個人的な体験や考えに基づくものであり、医学的な診断・治療・助言を目的としたものではありません。心身の不調や治療に関する判断については、必ず医療機関や専門家にご相談ください。

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