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双極性障害の過ごし方|1型・2型の特徴と体験談ブログ紹介

双極性障害とは

双極性障害(英語:bipolar disorder)は、気分の高まりと落ち込みを繰り返すことを特徴とする精神疾患です。以前は「躁うつ病」と呼ばれていましたが、1980年にアメリカ精神医学会の診断基準DSM-IIIで “bipolar disorder” が採用され、日本でも「双極性障害」という訳語が広く使われるようになりました。

さらに近年では、WHOの国際疾病分類ICD-11の流れを受けて、日本でも「障害」ではなく「双極症」と呼ぶ表現が検討されています。言葉の響きが持つ重さを和らげ、より中立的に伝えることを目的としたものです。

双極性障害の種類

双極性障害には大きく分けて2つのタイプがあります。

1型は、躁状態が非常に強く表れるのが特徴で、場合によっては入院が必要になるほど生活に支障をきたすこともあります。一方で、うつ状態も深刻になることが多く、長期にわたるサポートが求められます。

2型は、1型ほど強い躁状態には至らないものの、軽躁と呼ばれる活動的な状態とうつ状態を繰り返します。特にうつ症状の比重が大きいため、抑うつ状態に苦しむ期間が長くなりやすいのが特徴です。

また、近年注目されているのがラピッドサイクラーと呼ばれるタイプです。これは一年間に4回以上、気分の波が切り替わるケースを指し、日々の生活リズムを整えることがとても難しくなります。そのため、安定した過ごし方を模索することが本人や周囲の大きな課題となります。

生活と治療のポイント

双極性障害の治療の基本は、薬物療法と生活リズムの安定です。特に睡眠の管理は非常に重要で、夜更かしや過度な活動が躁転のきっかけになったり、逆に休みすぎが抑うつを悪化させたりします。決まった時間に起床し、食事や休養を規則正しく取ることが、症状を安定させるための基盤となります。

しかし、頭では理解していても実際に「どう過ごせば良いのか」という疑問は尽きません。症状の波は人によって異なり、同じ診断を受けていても一日の過ごし方や工夫はさまざまです。だからこそ、同じ疾患を抱える人たちの「実際の1日」を知ることは、自分らしい生活を見つけるヒントになります。

双極性障害の人の1日の過ごし方ブログ紹介

ここでは、双極性障害を抱えながら日々を工夫して過ごしている方々のブログ記事を紹介します。実際の体験に基づいたリアルな声は、専門書では得られない気づきを与えてくれるでしょう。

双極性障害と向き合いながら過ごす日々は簡単ではありませんが、同じ経験を持つ人たちの知恵や工夫を知ることで、少しずつ安心できるヒントが見つかるかもしれません。

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